ソファー・ベッドが完成したので、次はテーブルの制作に入ります。
テーブルを作るには、テーブルを支える柱を作り、そこにテーブルを据える必要があります。(幌馬車くんはFRPでできているので壁に固定することができません)面倒なのはこの基礎です。
テーブルに求める要件について構想段階で二転三転しながら最終的に実レイアウトも見ながら決めました。
- なるべく長いテーブルにすること
- できる限りテーブルを支える脚を無くすor邪魔にならない所に置くこと
- ソファー時に使えること、またベッド時にも使えること(ベッド時展開は座敷風もしくは、炬燵モードでの利用など以外にこちらの方が重宝します)
- 就寝時に邪魔にならないこと。 そのために、取り外しもしくは、折りたたみや収納が可能なこと
- 上記展開が可能な限り簡単に済ませること
盛りだくさんですが、食事後に(酔った状態で)後片付けなど狭い室内で面倒です。シンプルな構造にしたいと思います。
テーブルの基礎を作るには、ソファーとギャレーの外枠ができている必要があります。
※各制作は下記をクリック(制作ページに遷移します)
事前に作成した各制作ページはこちら
図面&工程
ほぼ最後の工程ですね。 (この他にも工程はあります)
テーブルの幅は実際にはもっと長くしています


それでは制作を紹介していきます。
テーブルの支柱の制作
最初にテーブル支柱の木材をカットしてフロアマットで余った余剰分を木材に巻いていきます。


裏面はフロアマットの厚さで反発して剥がれるので釘を使ってさらに固定しました。 釘はポンチで押し込みます。




木材を現場に運んで組み立てのテストです。 車輪分は隙間を開けて支柱の位置を決めていきます。(見えている立てかけてある木材はベッドのフレームで、手前に寝ている木材がテーブルの固定に使う支柱用の木材です。(重たいですが、強度を確保したかったのでここは重さ?奮発しました)







前後の固定は仮ですが、ほぼ完成です。(幌馬車くんはフレームが若干球体ですので隅など木材がハマらなかったり、車輪部分は若干出っ張っていましたので床の高さも一定ではありません。 微調整の連続でした)
これだけでは倒れてきますので立体的に固定が必要です。


これで基礎のテーブル支柱は完成です。
テーブルの設置
支柱もできましたのでテーブルを設置します
(実際の制作工程は他のものをほぼ作り終えて最後に制作したものです。そこまでどの長さのテーブルにするのか決めあぐねておりました)
他が完成してから、テーブルの長さなどを決めています。 (入口から横に蟹歩きのように奥に入り込みますのでどの位置までテーブルがあっても邪魔になりにくいかの位置が重要)
今回の重要アイテムは折りたたみ式のブラケットになります。

初めて使ってみたのですが、折りたたみ式で左のレバーを握るだけで簡単に開閉可能です。 なにより脚を出さなくて済むのでトイレなどで席を立ったときに脚に足をぶつけてテーブルがガッシャーンなんてことも防げます。
重量の問題はありますが、そもそもこの幌馬車でたいそうな料理はしませんので重量も問題ありません。(IHで鍋したりはあるかもですが)
※ブラケットの重量制限は全く問題ありません。 支柱の強度の方が先に不安視されます

テーブルはシナラランバーコアで表面をフェイクレザーを張ろうかと画策していましたが、設計変更によりとても軽い焼桐が余っていましたのでこれを使いました(交換はすぐにできるので当面はこれで楽しみます)













メインとサブを分けたのは、就寝時にテーブルを少し残しておきたいと思いましたのでサブは就寝時用になります。 他に、クーラーの室内機の置き場だったり、卓上セラミックヒーターの置き場所、飲み物置き場などいろいろ活用したいと思います。
こちらのテーブルに合わせて電源コンセントも配置しております。
