軽のトレーラを購入して2年経過したので車検の時期になりました。
車検はどこかに任せれば良いのだろうと気軽に身構えていたら、どこも車検を渋る反応。
いろいろ確認すると、牽引の必要なトレーラは自分のヘッド車でユーザー車検をするのが一般的な回答をやんわり頂きました。 いろいろ調べてユーザー車検を済ませています。
2024/4追記
構造変更を伴わない、継続検査のみの車検はこちら(一度、構造変更を通したので次回は継続審査で通りました)
軽自動車「貨物」バンフルトレーラのユーザー車検の手順
軽トレーラーの車検事前準備
初めての車検でしたので勝手が全く分からず四苦八苦しながら進めました。(事前準備はこちら)
まず最初に「中身を全部出してください」と言われましたが、トレーラーの中はキャンピング仕様でいろいろ設置しています。剥がすわけにもいかないのでどうしたものかと混乱しましたが、一旦「降ろせる荷物だけ降ろす」でOKで重量オーバーについては、当日「構造変更」で対応してくれるとのことで、継続検査で予約しておいてとお話されました。 (私は外観や外の改造は行っていません)
- 車検証など、必要な書類を用意しておく
- 軽自動車検査協会のホームページで最寄りの支店で予約を行う(継続検査でOK)
- 現在の自動車税、自賠責保険など書類を用意しておく
- 降ろせる荷物は全部降ろしておく
軽トレーラーの車検(当日の流れ)
予約した時間に軽自動車検査協会にヘッド車にトレーラーを牽引していつものように運んでいきます。
ここでは群馬県の軽自動車検査協会(3ラウンド 13:00~)でのお話をします。
- [12:50] 軽自動車検査協会の駐車場に車を停める
- [12:53](はじめての人は)⑤軽自動車検査協会事務所に行って「ユーザー車検受付(検査予約確認)」で手ほどきを受ける
- [13:01] ⑦-A重量税印紙売捌きにて重量税を支払う
- [13:05] 隣の部屋の登録サポート群馬軽事務所にて自賠責保険料を支払う
- [13:07] ③-A手数料納付(指定継続手数料納付)へ
- [13:09] ふたたび⑤軽自動車検査協会事務所に行って納税等の書類を確認(これで書類系の事前準備は完了)
- [13:11] ④車検場に車を牽引する(トレーラはコースレーンではなく、建物側面にトレーラ検査区画あり)
- [13:16] トレーラ検査区画にて車検を待つ
- [13:20] トレーラ検査区画にて基本的な検査(電気系統など)
- [13:25] ④車検場に入り、重量・寸法測定など各種点検(写真撮影禁止のため記録なし)
- [14:10] ④車検場の検査完了(重量オーバーのため、構造変更扱い。最大積載量ステッカーを購入するよう指示を受ける)
- [14:20] 建物の外にある隣接したテスター(整備工場)にて最大積載量ステッカーを購入
- [14:32] ステッカーを貼り、検査は完了(このあと、継続検査から構造変更の変更手続きへ)
- [14:42] ⑤軽自動車検査協会事務所に行って構造変更書類の記載を依頼される
- [14:46] ③手数料納付窓口にて認印を押印頂く
- [14:48] ⑤軽自動車検査協会事務所に戻り、検査証交付を待つ(ハプニングあり)
- [15:40] 車検証の交付(これで手続き完了)
ユーザー車検当日
トレーラの荷物は全て出しました。 (ベッドの)天板はフラットな床面積が必要になるのか不明であったので念のため持っていきました(取り外しできるので本来は置いていくもの)※結果、不要でしたが
ヘッド車でトレーラーを牽引してユーザー車検へ持っていきます
群馬県 軽自動車検査協会へ到着
群馬県の軽自動車検査協会に到着しました。 ここの駐車場は縦列駐車ができない、車止めブロックが敷かれておりしょうがないので贅沢な停め方をしました
何をしたらよいのかあまり分かっていませんが、とりあえず車検証など一式をもって建物に向かいます。
大きく建物が2つあります。 何をしたら良いのかは分かりませんが、看板には「始めて来所された方は⑤番窓口へお越しください」とあったので5番のマークがある建物に入りました。
⑤は予約者の確認と車検証の発行会場でした。
前の人が時間かかっていたのもあり、壁側にあった「継続検査」の書類を記入して窓口に並びました
車検証を出すと何やら確認していました(ネットで予約したのですがその件全く確認されなかったのですが、もしかしたら車検証をベースに予約を確かめていたのかもしれません)
受付の方は総じて新設で具体的に何をすればよいのか指示がでます。 まずは7Aに行ってくださいとのこと。建物を挟んで隣の建物へ向かいます。
とりあえず言われた金額を支払います。
次は自賠責保険を更新くださいとのこと。 ここだけ案内がよそよそしく、番号などもありません。
自動ドア挟んで隣にございますという言葉だけでした。
一般財団法人と行政書士法人?違う組織みたいです。
次は③番窓口へとのこと(指示はしてくれるみたい)再び手続きです。
(おそらくここで税金の支払いなど全て書類揃ったので認印を押していたのだと思います)
なんかの手数料で1800円を支払ったと思います。 その後
⑤番窓口に戻るよう指示されました。
5番窓口では書類を確認し、④の検査場に行くようにとの指示
このときは4コース(ビギナー)に並べと指示をうけました※あとで修正されます
トレーラを牽引してコースに並びます
ここで並んでいると整備員が近寄ってきました。 あきらかに自分に用事があるそぶり
窓を開けるとトレーラ車検の場合はトレーラ車検の区画で待機するようにとの指示を受けました。
整備員がやってきて点検開始です。 ライトまわりのチェックをここで済ませました。
スモールライト、ウインカー、ハザード、ブレーキランプなど。
確認できたら測定コースに進んで車重を測るレーンに入ります。
その前に取り外し可能なものは置いていくよう指示をされました。(ベッドの天板は不要だったようなので建物に立て掛けておいていきました)
④測定コースでの車検
ここからは写真撮影NGと言われたので記録はありません。 結構時間かかりました。
最初に車重を測ります。 トレーラを切り離して単体での重量測定です。
登録の車重は340kgです。+50kg以内であれば許容範囲らしいですが、+60kgあったようで400kgという結果でした。 積載量オーバーなので積載量変更が必要になる。というのが結論のようです。
その他は外寸、内寸、タイヤの状態など点検していました。 1つ1つの測定は大した時間ではないと思いますが、測定する度に記録に残しているのかトータルでは1時間ぐらい待たされた気がします。
点検を終えて言われたことは、車重を変更するので構造変更手続きが必要となることでした。
(事前の電話確認でも最初に継続検査で持ち込んでもらって、もし車重がオーバーするなら構造変更に切り替えてくれるというお話でしたのでその通りとなりました)
書類自体は記入するだけですが、『最大積載量ステッカー』を張りかえる必要があり、200kgのステッカーを貼って持ち込んで欲しいという要望をされたのですが、販売は軽自動車検査協会では販売していないとのこと。
しかしそれが無いと車検が通らないという理不尽なお話でした。
さらに話を聞くと「テスター」に行って購入できるかもというアドバイス。 テスターとは整備工場のことらしく、指を差された方角に「テスター」という看板があります。 ※軽自動車検査協会の周辺には整備工場があり、そこで販売しているという情報でした。 (無かったらどうするのこれ?と思いつつテスターに足を運ぶと)販売しているということで事なきを得ました。
車検中なので④の検査場のトレーラー車検の待機区画に車を停めて最大積載量ステッカーを貼り替えます。
張り替え終わったら整備員に声がけをしてくださいとのことでしたので整備員を呼んで確認してもらいました。
書類に最終印を押してもらって無事検査は完了です。
この後は⑤の軽自動車検査協会の事務居に戻って書類を提出するように指示されました。
検査は終わったので車は別の駐車場域に移動し建物へ向かいます。
窓口に提出すると、しばらくして呼ばれましたが構造変更申請書を起票してほしいという依頼でした。
氏名等を記入し⑦か③の窓口に提出とのこと
ここの職員さんは親切ですが、それぞれの持ち場間の連携が取れていない(のか、トレーラが特殊なのでイレギュラー対応だからなのか) 書類を渡しても一瞬反応に困ったような感じで他の職員に相談してやっと内容の理解を行う感じです。 一言添える依頼内容、伝達事項を書類に挟むだけでだいぶ変わると思います。
どうやら税金等は納めていたので、継続検査の書類を構造等変更検査に切り替えたので認印を押印してほしいという依頼内容のようでした。 印鑑を頂いて終了。 ⑤の検査証交付に持っていきます。
このあとは新しい検査証交付されるのを待つだけなのですが、ハプニング発生
いくら待っても呼ばれない。50分ぐらい経過したところで確認するとただの呼び忘れ。手元に検査証は出来上がっていたという顛末でした。
有効期限ですが、ユーザー車検を受けた日を基点として設定されてしまうようです。(これだと車検のたびに早まるので早く持っていった損ですね)
軽キャンピングトレーラーとして現状復旧
車検は終了しましたので、あとは片づけた荷物をトレーラに戻すだけです。
来週予定しているので荷物を戻していきます。 ソファーの床下にはいつもの配列で荷物を戻していきます
天板を被せるとスッキリします。 折角なので制作したものの殆ど使用していなかった拡張ベッド部分も収納するのではなく取り出して今後使える位置に置いておくことにしました
マットレスも戻して終了です
次に自作ギャレーも戻していきます
組み立てはとっても楽でほぼ置くだけです。
これでユーザー車検も終了です。
今回分かった事は
- トレーラはユーザー車検で自力でやる
- 普段使っているヘッド車で牽引して持っていく
- 取り外せる荷物は外しておく(無理に引き剝がす必要はない)
- 継続検査(車検)でもっていき、(必要であれば車検場側で)構造変更手続きに切り替えてくれる
- 最大積載量ステッカーは注意(軽自動車検査協会では販売していないが、周辺の自動車整備工場で運が良ければ該当の積載量のステッカーを販売してくれる)
こんな感じでした。 構造等変更検査車検とかどうやるのとか不安でしたが無事終了です