今回は真夏企画で標高の高い「鹿嶺高原キャンプ場」に行きました。
真夏でもパーカー持参というホームページの記載があり、ウキウキ気分でしたがそこまで底冷えはなく、半袖で肌寒いぐらい。 7月の気温は昼間27℃、夜は17℃でした。
こちらもご覧ください→車中泊・キャンプ場の標高ランキング
鹿嶺高原キャンプ場のページインデックス
- 車中泊候補地情報「鹿嶺高原キャンプ場」
- 7月の鹿嶺高原キャンプ場の気温
- 鹿嶺高原キャンプ場のスケジュール
- 鹿嶺高原キャンプ場へのアクセス
- 「鹿嶺高原キャンプ場」の設備について
- 鹿嶺高原キャンプ場の滞在日記
車中泊候補地情報「鹿嶺高原キャンプ場」
※軽キャンピングトレーラー(幌馬車くん)を基準とした、独自のこだわりポイントなど加味した判定です。 基準はコチラ→https://centisland.com/car/archives/1479
項目 | 評価 | コメント |
キャンプ場 | 〇 | チェックイン14:00~、チェックアウト~11:00です。アーリーチェックイン、レイトチェックアウトは要相談 標高が高く、山道の終着点にあるキャンプ場です。 まわりに何もないので夜は静かです。 今回はフリーサイト利用ですが山の傾斜に合わせて作られていましたのでフラットな場所を探すのは苦労します。(アーリーチェックインしないと良い場所は取れません) 車の乗り入れ不可でリヤカーなどもありません。 自力で搬入する必要があります。 地面は芝生・牧草でペグの刺さりは容易、山の斜面に作られたフリーサイトなので傾斜があります。 フラットな場所が少なく早い者勝ちとなりますのでアーリーチェックイン(11:00~)を利用しないと良い場所は取れないと思います。シャワーあり、ゴミの処分は不可で最低限の設備を備えたキャンプ場でした。 |
駐車場 | 〇 | 駐車場の地面は砂利。フラットで車中泊サイトもあるぐらい快適そうな場所でした。しかし縦列駐車可能なスペースはありません。トレーラーも停車OKのようですが、左右側面に1列の駐車でしたので切り離して停車だと思います |
標高 | ◎ | 1804m 標高はバッチリ。真夏でも涼しいキャンプ場です。 |
アクセス | × | 最寄りICは中央自動車道の諏訪ICを降りて47kmで1時間30分と大変通いです。 標高が高いので勾配がきつく、特に最後の12kmは山道で対向車のすれ違いも厳しい道路で勾配がかなりきついです。 大型トレーラーはおススメできません |
トレーラ受入 | △ | トレーラーの受入は申し込み時に記載しましたが受入されました。 ただしキャンプ場に行くまでの山道が大型トレーラーはかなり厳しいと思います。 |
区画広さ | ◎ | 今回はフリーサイトの利用でしたが、周囲とうまく調整すれば大型タープなど設置可能です。 |
入浴 | △ | キャンプ場内にコインシャワーがあります。 男2基、女2基で100円で2分でした。フリーサイトの炊事場隣にありますのでアクセスはバッチリでした。 |
トイレ設備 | 〇 | トイレ棟は24時間空いており、夜は常灯でした。 設備は清掃は行き届いており奇麗です。 残念なのは洋式トイレですがウオシュレットはありません キャンプ場内が夜は真っ暗なのでライト必須です |
炊事場 | △ | 炊事棟があり、蛇口は多いですが水のみ出ます。 調理台もあり広いです。 水場としてお水の補給と、洗い物も厳しいのですすぐ程度が適していそうでした |
AC電源 | × | ございません |
プラス評価 | 〇 | 何といっても標高1800m級で真夏でも快適です。 夜は18℃ぐらいまで下がりました。7月の猛暑の時期でも長袖でも涼しいぐらい快適です |
総合評価 | △ | 我が家からは遠いのですが、連泊で木曽方面に行ったときには連泊の1候補地としては良さそうです。 |
7月の鹿嶺高原キャンプ場の気温
天気は晴れのち雨(夕立)、気温は昼27℃、夜17℃です。 寝るまでの時間の夜の気温は18℃ぐらいでした。
真夏のシーズンでこの気温は快適です。 虫も沢山いるという情報でしたので長袖の装備でしたが快適な気温でした。
鹿嶺高原キャンプ場のスケジュール
今回は真夏の標高の高いキャンプ場ということで鹿嶺高原キャンプ場を選びました。
- 1日目
- 早朝 出発
- 9時半 スーパーで買い物
- 11時 鹿嶺高原キャンプ場に到着 アーリーチェックイン
- 12時 タープ設営 その後乾杯
- 18時 シャワーへ
- 19時 シャワー後に外で呑み
- 20時半 トレーラー呑み
- 22時 就寝
- 2日目
- 7時 起床
- 8時 朝食
- 8時半 撤収
翌日も企画をせず、遠征をして直ぐに帰るという弾丸企画となりました
鹿嶺高原キャンプ場へのアクセス
最寄りICは中央自動車道の諏訪ICを降りて47km、1時間30分です。 諏訪ICから下道も長く、勾配もキツイです。特に最後の山道の10kmはすれ違いも厳しい狭い道路で永遠と勾配のきつい登りが続きます。 標高1800mは伊達ではない感じでした
キャンプ道具はエブリィワゴンの二列目に積みました。荷台はいつもの道具類
鹿嶺高原キャンプ場の難関は最後の12kmの山道です。 対向車とのすれ違いが厳しい箇所がありますので注意して登坂しましょう (時間にして30-40分ぐらいかかります)
標高1800m越えだけあって、山道は勾配がきつく見通しの悪いカーブが続きます。すれ違いできるポイントを押さえておきましょう
山道の終着点が鹿嶺高原キャンプ場(鹿嶺高原雷鳥荘)になります。受付は鹿嶺高原雷鳥荘ですが手前に車を停車するスペースがありますのでそちらで停車して受付します
鹿嶺高原雷鳥荘にある見晴台は視界もよく下界が見渡せます。
「鹿嶺高原キャンプ場」の設備について
鹿嶺高原キャンプ場ですが、夏でも夜はパーカー必要というふれこみで涼しさに期待しました
キャビンや区画サイトもあるようですが、今回はフリーサイトでのコメントをします
- 良い所
- 標高1800m超え!夏でも夜中は20℃切ります
- アーリーチェックイン(11時~)が安い ※今回は800円でした
- 星空が綺麗
- 駐車場はフラット
- 悪い所
- キャンプ場までの道のり(山道)の勾配がきつくすれ違いが厳しい箇所がある
- フリーサイトは山の傾斜みたいなエリアなのでフラットな場所が殆ど無い
- フリーサイトは早い者勝ちなので出遅れると条件が悪い斜面ぐらいしか残っていない
- 炊事場は水しか出ません
- トイレは掃除が行き届いており綺麗ですが、ウオシュレットは付いていません
- シャワーは2分100円と結構短く、事前に何枚も100円硬貨用意必須です
- キャンプ場内は基本外灯は無いので夜は真っ暗です
- 虫が多いので虫よけ必須、野生動物にも注意しましょう(特に生ゴミ等)
個人的には真夏でもこの標高があるだけで、デメリットなんて吹き飛ぶぐらい素敵です。
このほかにも、区画サイトやきのこキャビン、ソロサイト、車中泊サイトなどもあるようです。
(フリーサイトからは街の眺望は期待できないので)鹿嶺高原雷鳥荘の隣にある展望台がおススメです
チェックイン
鹿嶺高原キャンプ場の受付は鹿嶺高原雷鳥荘になります。手前に車を停車するスペースがありますのでそちらで停車して受付します。 私はアーリーチェックイン開始の11時を目指して行きましたので一番乗りだったようです。ドアフォンを押して通してもらいました。
フリーサイトの予約を伝えてアーリーチェックイン含めて費用を支払います。(アーリーチェックインは本来の支払い費用で1時間当たり約10分の1の追加費用と聞きました。それでも安い!) 今回はPAYPAYで支払い
全体マップを頂き、注意事項の説明を受けたら手続き完了です
鹿嶺高原キャンプ場の全体MAPを頂きました
キャンプ区画
フリーサイトは車の乗り入れができず、道路より高い位置にあります。
リヤカーなどは無いので、各自、自力で運搬をする必要があります。
車は荷下ろし専用駐車場がありますのでそこに停車して荷物を運搬します。
持って運搬するか、下段あたりでキャリーカートが取れそうな道がありましたのでそこから搬入します
上段の方は階段です。 ここからは担いで荷物を運搬します
私も荷下ろし駐車場から荷物を運搬しました。一番乗りのつもりでしたが、前泊組によって良い場所は抑えられていました
斜面の途中の一瞬フラットそうな場所を確保。 トイレと炊事場、シャワー室が近い場所になります。
フリーサイトは斜面の上の部分の方が比較的フラットな場所があります。 ですので人気なのは上段のようでした。 どこをとっても木陰が殆ど無いので昼は日差しがきついです。 また虫も多いので協力な虫除けのご用意も忘れずに
このほかフリーサイトにはきのこ型のキャビンがあります。 屋根裏収納のような階段と入口でした。
夜は寒いという点と、昼は日陰が確実に確保されるというのは良さそうでした。
きのこキャビン人気なのか土曜日は7月全て予約埋まっているようです
※区画サイトは離れており撮影していません
「鹿嶺高原キャンプ場」の駐車場
駐車場はフリーサイトの下段にあります。 フリーサイトより確実にフラットで快適そうでした。地面は砂利もしくは雑草です。
入口は狭く、奥が広いのですが、縦列駐車可能なスペースは無い感じです。
左右に1列ずつ停車するようですのでトレーラーの人は連結を切り離して並べて停車となりそうです。
土曜日でしたので利用者が多かったのですが、実際の使われ方はこのようになります。
(さらに台数増えるなら端や真ん中に停車でしょうか)
シーズン限定ですが、ここの一般駐車場を車中泊サイトとして利用できるようです。
炊事棟
フリーサイトの敷地内に炊事棟はあります。夜は暗かったと思います。
調理スペース台が2つ、竈と水場があります。 水場は水のみ出ます。
洗い物に適した設備ではないので水汲みと簡易な洗い物の利用が良さそうです。
水場には備え付けのものは基本何もありません。
他に竈がありました。
実際に使用している様子をみると、水汲みと簡単な洗い物程度で皆利用しています
「鹿嶺高原キャンプ場」のトイレ
トイレ棟は24時間利用できます。 夕方は人感センサーのように見られましたが、夜は常灯していました。
トイレは綺麗に掃除されており清潔です。 洋式便座ですが残念ながらウオシュレットはありません。(多目的トイレも含め全てウオシュレットありませんでした)
トイレの中は明るいものの、夜はここに来るまでは真っ暗ですのでライトは必須となります
内装も掃除が行き届いています
(トイレの中は明るいので)夜は虫が飛んでいるのでご注意ください
シャワー
シャワー棟はいつでも利用できるようです。 男女分かれており、男2基、女2基ずつあります。
100円硬貨用意です
入口は男女で左右それぞれあります
中に入ると2基コインシャワーがあります。
両替はできません。(おそらく受付まで行く必要があります)
中に入ってドアのカギを閉めると室内が点灯(←これを理解しないでドア開けたままスイッチを探す人いる)
100円で2分、途中停止ボタンが付いています
更衣室は半畳ほどの広さで荷物を置く場所は狭い。 先人が入ったあとだと床は濡れています。
シャンプーや石鹸などはありませんので持参する必要があります。 お湯は水圧・水温など支障なく出ました。 しかし、途中停止ボタンがあるとはいえ、2分は短い
フリーサイト利用者の人数は多かったですが、シャワーは入らない人が多いのか順番待ちで並んでいる光景は見られませんでした。 (皆様、焚火でモクモクですから)
ドライヤーは無いので風邪ひかないように注意しましょう
(自分が利用した日はシャワー後は半袖で丁度良いか肌寒いぐらいの気温でした)
鹿嶺高原キャンプ場の滞在日記
鹿嶺高原キャンプ場へはアーリーチェックインが可能な11時を目指してタイムスケジュールを組んでいます。
途中、スーパーや道の駅などで買い物をしながら向かいます。
受付で支払いを済ませて荷下ろし駐車場で荷物をフリーサイトに運びます。
RVBOX×3、クーラーボックス×1、冷蔵庫×1 ひとりで持てますが重いですね
炊事場もシャワーもトイレも近い場所を選びます。 しかしフリーサイトの下段側は傾斜が激しいのでフラットな場所がなかなか無く、不人気でした(その分、まわりにテント貼る人は居ない)
車を駐車場に置いてタープ展開開始です。
ここからは呑み開始。 バーベキューコンロが面倒でしたので、すべてカセットコンロで済む調理にしました
アヒージョは先週のキャンプの残りなど今回で頂きます。
今回は生ハンバーグが入手できなかったので調理済みを購入(ふっくらさ、肉汁の充実さに差がでるのですが)
途中、あまりに暑かったので炊事棟に退避
(暑いといっても27℃ぐらいです。 風が吹けば涼しいですが、タープから伝わる熱気が暑い)
気温は昼27℃ぐらい、夕方で24℃ぐらいに下がり涼しくなり、日が落ちると20℃ぐらいまで低下したと思います。(1800m想像したより暑かったですね)
日が落ちるのはまだ時間かかりそうですが、18時を過ぎたのでシャワーに行きました
シャワーから出ると日も陰ってきて涼しくなってきます
しばし休んだところで呑みなおしです。 夜は軽い食事で済ませます
夜になって気温は20℃ぐらいまで下がったでしょうか。 気持ち良い涼しさ
まわりの焚火(いぶ臭い)がMAXになってきたのでトレーラーに戻ります。気温は18℃ぐらいです
駐車場はフラットで静か。焚火の匂いもしないので快適です。
夜も快適に寝ることができました。 真夏で羽毛布団を掛けて寝るとか贅沢です。
フリーサイトに戻り朝食の準備です。 朝露でタープはびしょ濡れでした。(乾かすの面倒)
食事のあとは直ぐに後片付けをして撤収の準備をしました。 幸い強烈な日差しで朝露も乾きました。
帰りはゴミも出るのでRVBOXをルーフキャリアに積み室内スペースを確保します。
今回は真夏の標高1800mの寒いを味わうという趣旨でしたが、夜はTシャツで丁度良いか肌寒いぐらいで、当初想像した寒さは味わえませんでした。 しかし真夏でここまで快適な経験ができるのは素晴らしいキャンプ場だと思います。
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